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R1100RをFCRキャブレター化(その6) |
2002/05/24作製。 |
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久しぶりの更新はハンドリングの改善を目指しました。
キャブ仕様により、乗り味がだいぶ変化して楽しくなったR1100Rだったのですが、どうにもクイックなコーナーが連続する峠道などでハンドルの切り替えしのクセと言うか、重みと言うのが感じられ、特にコーナーに入るアプローチの時のハンドルが切れ込みが早く、常に「オーバーステー」を起して、それを起さないように旋回方向と逆方向に力を加える「あて舵」を行わなくては、うまく曲がれないのがどうにも慣れずに我慢なら無くなったので、いろいろ試行錯誤してみました。
先ずはタイヤ、サスペンションを換えてみましたが、改善はしていくものの、根本の解決には至らず、次に目をつけたのがステアリングダンパー。
このR1100Rに純正ダンパーが付いてるのですが、それは1万キロも満たないうちに気が付くと抜けておりまして、それを再度新品を取り付けるのは面白くないので、アフターメーカー製のダンパーをつけて見ました。
取り付けは↑の写真の感じとなり、特に目立ちません。
でも、その効果は大変大きく、もの凄くハンドリングが激変し、ハンドル操作が楽になり、気に成っていたオーバーステアーも抑えてくれるようになりました。
特に、積極的なライディング姿勢の変化にも、しっかり追従してくれるようなイメージでハンドリングが行えるので、思い通りの走行ラインをトレースでき、今まで感じてた不満点が一気に解消されたようなそんな印象の乗り味になりました。
また、他にも効果は表れており、極低速時の出る”ふらつき”が抑えられた感じを受け、これはイメージ通りのハンドリングが行え、そして軽やかな感じに成った事で、渋滞などでのすり抜けがとてもし易くなりました。
取り付けたダンパーの効果により、狙いどおりの走行フィーリングが得られ、これは取り付けたダンパー特性が通常のタイプと違い、オイル油路がしっかりしてるタイプを選択した成果だと思われ、これによりスムーズなハンドリングを生み出してくれ、今まで感じていた嫌な挙動、気に成ってた点の改善が行え、大変満足行く車両に仕上がりました。
そして、これをもって「R1100RのFCRキャブレター化」は完成です。
これまで変えてきたキャブレター、タイヤ、ブレーキ周り、サスペンション、ステアリングダンパー。それらの選択、そしてセットアップにより、遊びの要素よりも機能的でシステマチックな印象を受けるR1100Rに、乗って楽しいフィーリングを生み出せたのではないかと思います。
特にエンジンレスポンスや足周りを含めた走行フィーリングは格段に向上させる事でき、バイクの面白みがより引き出せた思いますし、実際乗ってのドライアビリティは、FCRキャブ取り付け前のノーマル状態に比べて、あらゆる面で向上出来たと思います。
ここで紹介した一つ一つパーツ全てお薦めでは有りますが、トータルセットアップを目指す一環として、キャブレターの取り付けから始め、各部をセットアップしていく方法が、車両イメージを仕上げる近道だと思われ、何かR1100で物足りなさを感じてらっしゃる方に、是非お薦め出来る作業だと思います。 |
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