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■チューニングパーツ紹介
現行の国産車などに比べ鈍重なイメージのR100に活入れ「速く乗りやすいR100を。」目指します。
チューニングメニューは
 「FCRキャブレターへ交換」
 「ハイコンプピストンへ交換」
 「軽量コンロットへ交換」
 「ハイカムシャフト入替え」
です。

これらを組み入れ、軽快且つトルクフルなエンジンを目的に、よりR100のエンジンの魅力を高められるように仕上げていきます。

ですが、それにはチューニングによるネガティブな部分、特に乗り難さを出しては折角のエンジンの良さを殺しかねません。
そこを出来るだけ抑え、突飛な数値を目指すのではなく、トータル的に低速から高速域までに渡って全体的な出力を増やしSTD時よりもトルクがあり「乗り易く」、そしてアクセルを開けると「気持ち良い加速して速い」車両に仕上げる様に、各パーツの選択、そして調整を行います。
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・測定グラフ

これらを組み込んだ車両とSTD車両との比較データはこんな感じとなります。
点線は左右ピストンのバランス取りのみ行った車両、実線がチューニングを行った車両です。

グラフでは全域に渡りひとまわり性能がUPし、4500回転以上では今までのR100では味合えないような加速を実現させました。
また低速域では各部のバランス取りを行ってますので軽快にレスポンスし、とっても乗りやすく、そして速いバイクに成っております。

よりR100というエンジンの良さ、魅力を引き出すためにもこれらの作業は大変有効かと思いますし、ホントノーマル状態では味わえない軽快なレスポンスを堪能してみて頂けたらと思います。

では、各パーツに詳しい説明をしたいと思います。
・FCRキャブレター
ビングキャブレター(STD)は負圧キャブの方式を採用してる為、スロットルレスポンスという面ではあまりよくありません。
またエンジン個体差に合うようにセッティングを行いたくとも、セッティングパーツが出てませんので、細かな調整が行えませんでした。

そこでエンジン個体差にしっかり合う調整が行えるFCRキャブレターに取替え、より良い燃焼状態になる様セッティングを行い、そのエンジンの実力を最大限発揮させるための調整を行います。

その他にもFCRキャブレターの利点は多数あり、特に上げると、
・低中速域のトルク、加速力のアップ。
・無駄な燃料を使わない(出さない)ように調整を行えるので燃費の向上。
・スロットルバルブが強制開閉タイプですので、レスポンスの向上。
・特殊なスロットバルブ形状によりエンジンブレーキの掛かり方がマイルド特性に。
・アクセルの重さが低減し、長距離ツーリングなどでも手の負担が軽減。
などです。

レース用キャブレターですが、チョーク機能も付き、そして純正エアークリーナBOXにしっかりと取りつくようにアダプタを作成し、天候、季節に左右されずに走行が可能としておりますので、気難しく面倒な点も無く、このフィーリングは必ずご満足頂ける一品かと思います。
・FCRキャブに付いて詳しくはこちらの「FCRキャブレターのページ」へ
・動画での作業紹介はこちらの「動画のページ」へ。

・ハイコンプピストン(R80シリーズでは組み込めません。)

左がノーマル、右がハイコンプピストンです。
やはり圧縮比アップはチューニングの基本で、その効果も絶大です。
特に「低中速域のトルクをより力強くしたい」と考えるならば、より有効的にかと思います。

また、圧縮比に伴い発生するだろうノッキング等の異常燃焼を抑えるための対策も怠らず、点火時期、そしてキャブレターセッティングを施し、エンジンに負担を掛けずに、良い面だけを発揮させるよう作業を行います。

・軽量コンロット。
STDコンロットよりも100g近く軽く作られてますので、エンジンが回転した時に掛かる慣性質量は大変軽減させられます。

これにより「より円滑」で、そして「軽快なレスポンス」を生み出せ、その効果は低中速域から違いエンジンが発生する振動が低減し、若干ある振動も、振動というよりもエンジンの鼓動して大変力強く感じられ大変小気味良く感じられます。

また、高回転域ではその慣性質量が低減された効果をいかん無く発揮し、軽快なレスポンスと、力強い加速を見せてくれるようになります。

全体的なフィーリングが一段上の「上質なエンジンな雰囲気」へと押し上げるような、秀逸な一品だと思います。(製造元はキャリロ製です。)

・ハイリフトカムシャフトへ交換(R80シリーズでは組み込めません。)

左がSTD、右がハイカムです。
より高回転域の出力を求め、ハイカムシャフトへ交換します。
その効果は4500rpmからの加速力は、ノーマルでは到底味わえないようなフィーリングを実現し、高回転領域での軽快さを生み出せるパーツです。

また、ただカムシャフトを交換しただけでは低回転域でのトルクがやせ、悪いフィーリングに成ってしまうので、そうならない様、パーツや技術力で補い、低回転域でのトルク低下をある程度で抑えて高回転域へつなげる、街乗りやツーリングでも何ら問題なく楽しめる車両に仕上げております。
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・内部パーツのコーティング

エンジン内部パーツが痛んでることが多い為、エンジン作業を行う事に合わせて、今後再度痛みが誘発しない様に、内部パーツにコーティングを施します。

このコーティングは表面の硬度を増すのと合わせて、摺動性が向上するとの事で、エンジン内部パーツで特に痛みが激しい箇所にお薦めです。

作業箇所はエンジン内部の状態を見て磨耗が激しい箇所によって違いますが、実際コーティングしたエンジンを組み上げると、フリクションが無い分、メカノイズが穏やかになった印象を受け、各部パーツに掛かる負担の軽減に繋がってる事を感じます。

内部パーツの疲労が少なくなり、メカノイズの軽減にも繋がるコーティングは、長く車両を楽しみたいと思われる方、高回転域での使用が多い方などにお薦めの作業となります。


これらのパーツはレース活動や作業経験にてR100というエンジンの可能性を追い求めた結果から出た一つの答えとして、街乗り、ツーリングで楽しいフィーリングを生み出し、エンジンパワーの領域を広げるパーツを選定しました。

よりR100というエンジンの魅力を、上記の作業で「スクープアップする」様なイメージで仕上がりますので、バイクの楽しさが倍増する事請け合いなパーツだと思います。

すべての作業の料金はこちらです。