BMWの場合は左右に突き出たエンジンですので「左右エンジンパーツのバランスが崩れてる=左右に振られる振動」に成っています。
そこでピストン、コンロットなどの往復運動するパーツの重量合わせバランス取りを行います。重量合わせバランスを取る事で、往復運動するパーツの左右のブレが収まり、余計な振られが収まり無駄な振動防止に繋がります、
これにより、エンジンのレスポンス、力強さも向上し、スムーズで走りやすい車輌に仕上がります。作業は写真の様に、左右の重さを測り、各パーツが左右同じ重量に成るよう加工を行います。
FCRキャブレター取付け動画にてエンジン整備について紹介しております。
ご覧下さい。
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クランクシャフトのバランス取りを行います。クランクシャフト本来の役割として、円滑に作動しなくてはならないパーツですので、円運動がしっかりと行えるようにバランス取りを行い、ズレがある個所に加工を行って、より円滑に回るようバランス取り作業を取りを行います。
作業はダイナミックバランサーにより、本来エンジンが掛かってる状態を再現し、その時のブレを測定して行きます。詳しくは こちらに書いてありますので、ご覧下さい。
この作業により、低回転から高回転域までの振動が激減し、アンバランスが少ないので、クランクシャフトの周り方がスムーズに成るため、低回転では力強さと粘りが発揮され、高回転では大変スムーズな回転上昇で、アクセルレスポンスも軽快なフィーリングを見せてくれます。どんな回転からも力強さを発揮してくれるエンジンに仕上がります。
上質な回転バランスが生まれ、全体的に振動が低減されますので、体の疲労感等も低減し、出力向上を求める作業です。エンジン回転パーツのバランス取りは大変効果的にバイクの楽しさを発揮してくれます。
こちらである車両での作業結果レポートしています。
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R100系の場合、クランクシャフト同軸に取り付けられてる、クラッチ板、フライホイールのバランス取りも行います。こちらもダイナミックバランサーを使い、測定加工を行っています。
クランクシャフト比べて、重量的には少ないクラッチ等でも、円の直径がクランクシャフトよりも大きいため、少しのアンバランスでも、エンジンフィーリングには多大な影響を及ぼしてるように感じます。
また、特にクラッチ板は走行距離等で減って行き、交換となりますが、パーツ単体では相対的なバランスが取れてないため、クラッチ板の交換で振動が増えてしまう事も予想されます。
そこで、エンジンに組みつけてる状態と同じクラッチ類の構成パーツを組み付け、バランサーにて測定し、各パーツのアンバランスを取り除く作業を行います。
詳しくは こちらにレポートしていますので、ご覧ください。
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