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林道ツーリング

1999 夏の東北
2007 春の四国


2007年 徳島ツーリング。

・HONDA XR400で行ってきました。
・4月2日から4月6日まで


<一日目>
長い間、眠ってたXR400のエンジン整備が出来上がり、さてテスト走行に行こうと思ってみた所、まだまだ関東の林道は雪も残ってそうだし、寒いしなので、西の方へ行ったらどうかな?暖かいかな??と思い付き、一度は走って見たいと思ってた剣山スーパー林道に行って見る事にしました。

自走で行こうかなと初めは思ったりしましたが、とても1000kmをオフロード車で走るのはムリそうだと判断して、今回は渋々ながらフェリーに乗る事にしました…。
ホント、フェリーは船酔いがかなり心配で、小さい頃に連れられて乗った釣り船でこっぴどい船酔いを経験したあの日から、船と言う船に乗るとすぐに船酔いする体質??になってしまい、今回もかなり心配でしたが「最近は船酔いの薬も良く成ってるし、大丈夫だよ。」と励まされ、一大決心でフェリーの予約。前日でも、すんなり予約が取れたので、急遽徳島行きを決めて出発しました。

有明出発が19:10なので、出発日もかなりのんびりしながら準備を整えたり、情報を調べたりしてからフェリー乗り場に向かいました。

さて、今回のツーリングの目的は初めに書きました、日本一??長い林道「剣山スーパー林道」を走る事。
一度は走って見たいと常々思ってて、ネットなどで調べて見ると4月1日より道路の通行が可能となり、気温は低いものの全面通行可能との事。

今年は積雪も余りないそうで、既に今年走ってきた方のブログなども見つけて読んでみると2月や3月下旬でも全然余裕で走れたとの事なので、ちょっと防寒ウェアーを余分に持って行けば大丈夫かなとフェリーに乗り込みましたが、この考えが本当に甘かった事を痛感させられました…。

さて、フェリーに乗り込み、甲板からの写真。
フェリーに乗って見ると意外に揺れない!!と感激しながら、東京湾の景色を楽しんだりしてました。
夜だったので夜景がキレイでしたが、写真はぼけぼけ…

全然関係ないですが、船旅の友として今回はゲーム機のPSPを持って来てて、ゲームは全然やらないですが、映画やらテレビ録画したの小さいメディアに入れて持って行ったので、それを見ながら船内での時間を本当にのんびりすごしました。
また、最近GPS機能が追加されてので、それが有れば便利かなと思って、ちょっと荷物が増えてかさばりますが持ってきて見た感じです。
下の写真はGPSを使った時の写真。船がどこに居るか見たりして、この時はフェリーなんで当然海でナビ画面は真っ青ですが、ちょっと動かすと陸地が有り、この時は静岡付近を航行してました。


<二日目>
そんなこんなで気づくと二日目。
フェリーは全然揺れず、船酔いの心配をよそに全くの快適で、揺れも少なく、重油の匂いもなく、音も静かでした!!そんな中結構グッスリと寝てたりしたら、”あっ”と言う間と言うには本当に長過ぎますが、出発日の翌日13:00頃徳島到着。
天気は良くて、絶好のツーリング日和に見えますが、かなり強風でした…

徳島港到着間際。
早速下船。
本当はこの日に林道に行ければと思ってたんですが、やはり下船やら帰りのフェリーの予約を取ったりしてたら14:00近くに成ってしまったので、時間的に林道は明日に持ち越して、今日は観光しながら剣山スーパー林道付近で宿が取れれば思い、「ツーリングマップル中国、四国」を見て気に成った「大歩危」「小歩危」を徳島自動車道を走って行って見る事にしました。

が、またもや徳島自動車道片側一車線規制で時間ロス…

そして、徳島自動車道を井川池田ICで降り、「大歩危小歩危」を目指しましたが、なんか気持ちの良い渓谷脇の「32号線」を突っ走ってると目的地である場所を「あれれ?」っと思ってる間に通り過ぎ…気が付いてたらそれらしい景色が終ってました…夢中に走ってたw一応大歩危駅周辺での写真。

続いてかずら橋に行って見る。
手前に有った凄い立派な橋からの写真。モトクロスブーツでは渡れそうにないので断念…

続いて祖谷渓の小便小僧から写真。渓谷は谷底?が深くてゾクゾクする様な、なんとも良い眺めでした。
結構のんびり回ってたら、この時点で18:00ごろだったので、そろそろ宿に向かいます。
宿は途中で電話して家から予約して貰い、高知まで行くにはちょっと辛そうなんで「大豊」と言う所での民宿??見たいな所で泊まりました。

一日目はフェリー乗り場を出るのが遅く、あまり距離が進まずでしたが、振り返って見るとこの時からオフロードバイクでのツーリングって行ってなかったので、いい体慣らしになったかな??という感じで、心地よい疲労感に包まれながら眠りに付けました。
<三日目>
この日はついに林道に向かうので早めに宿を出発して、向かう方とは反対方向のコンビニに引きかえしてから、林道をめざします。それにしてもコンビニ少ない…。

初めに行こうと思った林道は「祖谷山林道」
ツーリングマップルには「走りやすい」との事なので、久しぶりなんで丁度良いかなと思い向かいましたが、林道付近の「439号」が工事中との事で林道間際で迂回路になってしまい、目指してる林道に行けず、その脇の「楮佐古小桧曽林道」に向かって見ました。

向かう途中の峠「京柱峠」を登っていくと、なんか白い物がチラホラ積もってる…。そして凄い寒い…。
外気温も寒いなと思ったら、雪が山間に見えましたが、道路は一応平気だったので、慎重に先を目指しました。

峠を抜けた先に有ったガソリンスタンドで林道の入り口を聞き、楮佐古小桧曽林道に向かいました。
ツーリングマップル情報では「荒れ気味だが景色は良い」との事で、数年ぶりの林道なんで慎重に行こうと気持ちを引き締めて行くと、これが情報以上に荒れた感じ…。

なんと言うか自分の中では荒れ「気味」ではとてもなく、「これはガレた林道だろう!!」と地図に文句を言いながら先の尖がった石や、崩れた岩に気をつけながら走ってました。

険しい道を不安に思いながら走ってると開けた所に抜け、景色が良い所に出ました。こちらは情報通り本当に景色が良い!!今まで行った林道では感じた事の無い雰囲気と雄大さみたいな印象で、とても気持ちが良かったです。

この辺りから路面も砂利でフラットに成ってきて、景色を見ながら走れて四国に来たんだなと実感。地形が今まで走った事のない、独特な感じがします。

林道を抜け、お昼ご飯を食べた所での写真。
初めて行く林道では、入り口も分かり辛いけど、林道を抜けてからも、しばらくは場所を示す標識がないところが多く、本当に心細く感じてんですが、今回は先に書いたゲーム機のGPSながら場所を確認は出来るので、ご飯を食べながら確認して見ると、ちゃんと目指したルートにそって走ってる事を確認出来て一安心。この為に持ってきた甲斐が有ったです。

そして、続いて剣山スーパー林道を目指します。この辺りから天候が薄暗く成ってきた感じでしたが、まぁ、気にせず195号線でスーパー林道を目指しました。

今度の林道への道は至る所に「スーパー林道へはあと何キロ」との標識があり、入り口の交差点にも看板が出てたり、「なんて至れり尽くせりなんだ」と喜びながら、休憩も入れずに林道へ。

道路に看板が出てるほどなので、一般的な道路かのような本当に路面がフラットで走りやすく、「楮佐古小桧曽林道」よりも雄大でいて、大きい山間を走り抜けられるのは今まで経験がなく、遠くフェリーに揺られてきた甲斐が有ったっと感動の中走り抜けて、程なくして剣山トンネルを付近を抜けると、なんか先を見ると段々と真っ白に…

そして雪も凄い降ってきてるし大丈夫かな??でも、「もう4月だし桜咲いてたし大丈夫!!」と、なんともあての無い自信で先を目指します。
 
が、それがものすごく甘かった…
「もう吹雪ですよ。マジで…。」
自分の天気運が有るのか無いのか分かりませんが、たぶん無い方なんだろうと思いつつ、中々出来ない経験だなと変にテンションが上がってしまい、もう笑いながら走って行きました。
ホント山の天気は…と言うけれど、これほど激変するとは…上の写真は一応今回のツーリングのベストショット??なんで、大きめで。一番過酷な時に捨て身で写真とりましたwモトクロスブーツだと滑りまくりです。

ふと自分を見て見ると
雪ダルマみたいに雪まみれ…。
埼玉で雪が降っても、ベチョベチョな雪で、衣服に付いたらすぐに溶けるのに、ここでの雪は衣服やゴーグルにドンドン積もって行く…相当寒くて顔が痛い…。

そして、さすが日本一な林道なので、まだまだ先が続きますが、段々と一面が雪!雪!雪!な状態に…
山の尾根を走ってると下から雪が舞い上がってくるし、コーナー抜けると地面も空も真っ白で、一瞬目が見えない様な感覚な事もしばしばあって…目が開いてるのに突然見えなくなるのは本当に怖かったです…。
つくづく四国だから暖かいって訳では無いんですね…当初の甘い目論見が消し飛ぶ事態でした。

でも、エンジン整備のテストには本当に違いを体感できて、クランクバランスを取ったお陰か低速トルクが増し、雪道の登坂で一速ギアでは挙動変化が多すぎて滑ってしまうのが、2速、3速ギアでもアイドリング付近でエンストせずに低速が粘ってくれたので、ツルツルな道も安定して走って来れて、整備の方向性に間違いがなかった事を有る意味極限な状況で実感出来ました。

そして人生で一番集中してバイクを走らせて、何とかツルツルな雪道な林道を抜け「193号線」に出た所で集中力が萎えたので、その先の林道は迂回する事にしました。山を降りてようやくたどり着いたガソリンスタンドの方に聞くと「山があっと言う間に白くなったから凄い雪だっただろ?」と言われ、自分が走ってる時を狙ったかのようなタイミングで降って来たみたいでした…タイミング悪し…

ここで本日の宿の予約をして、徳島に向かいます。それにしても徳島の方は車のマナーが良いのか走ってて車の後ろに追いつくと、道を譲ってくれる方が多く、都内で無い光景でとても走りやすく、寒い中だったのでとてもありがたかったです。

そして、徳島駅前のビジネスホテル。
駅前なのに、自分の姿はあまりにドロドロな格好だったんでかなり恥ずかしく、ホテルに入るの躊躇しましたwでも全然歓迎していただけましたがw

そして、家に電話して見るとこの日は、東京をはじめ全国的に大荒れな天気だった様で、林道で雪が降ってもしょうがないだと、決して自分の普段の行いが悪いせいでは無いんだと言い聞かせて、あまりの疲れと、部屋からの景色が良く、快適だったんですぐに寝てしまいました。

<四日目>
起きると体中痛い…
先日の林道での走りで余計な力が入ってたようで、腕、肩が痛い…でも意外に疲労感は無く、インナーウェアーにユニクロのボディテックを着てたからかもで、結構お薦めです。

さて、今日はフェリー乗り場に向かうだけなので、10時頃までホテルでのんびりして、フェリー乗り場へ。
行きよりもバイクが多かったです。

それで、早々にフェリーに乗り込み、徳島とお別れw
帰る日が一番穏やかな天候って…と、本当にやるせなく思ったりしながら、でも船が揺れないから良いかと前向きに考えて、のんびり景色を眺めてました。
夕日を眺めたり、映画見たり、寝たり、食べたりで、船の中では他に何処にも行けない閉鎖的なんですが、あれこれ歩き回れるし、時期的に人が少ないので余り気を使わずにのんびり出来て、思ってた以上に快適で有意義な時間を過ごせました。


<五日目>
早朝5時に有明到着…
到着時間帯が辛い…5時って…
でも、朝なんで首都高速は空いてて40分くらいで川口到着。早いけど寒かった…。


今回のツーリングは天候でいろいろ有って、剣山スーパー林道を走りきれず残念でしたが、久しぶりに行った林道は本当に楽しくもあり、一人ではやっぱり危険だったと思ったりで、色々な体験、反省点もありましたが、総じて四国にはもう一度言って見たい魅力がいっぱいでした。

燃費表。
給油
回数
走行距離 給油量 km/l 走行条件
1 88.3km 3.97L 22.2 一般道(5%)高速(95%)
2 110.6km 4.10L 26.9 一般道(100%)
3 61.7km 2.5L 24.6 一般道(50%)、峠道(50%)
4 135.5km 5.7L 23.7 一般道(20%)
楮佐古小桧曽林道
剣山スーパー林道(80%)
5 138.5km 5.1L 27.1 一般道(90%)
高速(10%)
合計 534.6km 21.37L 25.01 .

走行距離はあまり伸びず。燃費は思ってた以上に良かった。