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林道ツーリング

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動画で紹介


2005年 GWテストツーリング

・BMW R80改 行ってきました。
・05月03日、04日とで、信州を約600Km走ってきました。


<一日目>

ダイナミックバランサーを導入し、早速テスト走行をするために、バイク製作からはじめました。

当初、試乗車兼ツーリングバイクとして使用してましたR80にダイナミックバランスを施して、ツーリングに行く予定でしたが、R80はここ数十年と長く乗って無く、従来のバランスを取ったエンジンと、ダイナミックバランサーで取ったバランス取りエンジンとで、両者の比較が上手くできないと思い、排気量や周辺パーツを100に変更し、バランス取りを行い、テストツーリングに行って見る事にしました。

さて、出発日は5月3日。
関越高速、寄居パーキングで集合でしたが、GW真っ只中で、関越道がすごい渋滞…。外環高速から関越合流ジャンクション、そしてそのまま寄居まで殆ど渋滞してまして、自宅から寄居まで通常の倍以上の時間が掛かってしまいました。
この渋滞では、さすがに集合時間には皆さんそろわず、数名が遅れてきて、8時半全員集合。ホントすり抜けは大変です。

そして、関越から上信越道、下仁田から国道254で松本に向かう。
エンジン組み立て後、チェック走行で数百キロは走行しましたが、未だ慣らし走行を継続し、5000回転まで押さえて走行。

でも、だんだんとエンジンが馴染んで来たのか、バランス取りの効果が見え出し、低回転からの回転上昇が鋭く感じます。
内山峠、市街地と進み、途中のコンビニで休憩。

浅間山から噴煙が上がっているのが見え、晴天のツーリングは気持が良いものだ。

12時過ぎ安曇野に着く。ここでも渋滞が酷いが、バイクがすこぶる快調で、特にエンジンの低回転が扱いやすさが生まれ、トップギア5速で750回転で走行が行え、本当にダイナミックバランサーの効果を実感させられた。
今回はエンジンだけの効果を実感したくて、キャブレターなどはスタンダードのままでしたが、この扱いやすさなら特にノーマルキャブレターでも不満は感じられない。

そして、安曇野で給油してみると、フィーリングの違いだけではなく、エンジン内部の機構がしっかり働いてるんだなと感じる。
なんと240km、11L給油、1L当り約22Kmと驚く数値。
なぜ燃費を気にするかと言いますと、エンジン等に何か変化をもたらした結果、効率が良くなれば燃費は向上し、その反対では効率が落ちてると悪くなります。

今回作業しましたクランクバランスは往復運動を回転運動に返還するものがクランクシャフトでこのクランクシャフトの回転バランスが取れていないと燃焼したガソリンの力が、クランクシャフトを回転する為に使われ、タイヤを回転する力には成らないのです。それらが燃費に現れてきたのです。

バランス取りの数値を数mgまで追い込んでバランス取りを行った効果が、低回転でのスムーズな走行が可能となり、エンジン内部の機構のブレが収まり、低燃費に繋がってるじゃないのかなと、測定器の有効性をしっかりと実感が出来ました

その後、美味しい蕎麦の昼食を頂き、宿泊先の白骨温泉、白船荘、新宅旅館に向かいましたが、本当にどこに行っても連休なので、途中の渋滞が酷い…。
特にR158はトンネルが多く、排ガスが酷い中での走行となり、バイクの楽しさもなく、「源泉、掛け流し温泉」と、ホームページに記載に期待して、ひたすら宿に向かい、3時過ぎに到着。

早速、温泉へ。
色は乳白色で温度も私には程好く、ツーリングの疲れが取れるようです。
6時過ぎには、夕食に沢山の料理が出て舌鼓をしながら美味しく頂く。その後は部屋であれこれと話が進み、9時過ぎに就寝。
<二日目>
朝、6時過ぎに目覚め、今日も良い天気だ。

朝風呂に行き、久しぶりの前傾のバイクで少し体が痛いので、お風呂で体を伸ばして今日の運転に備える。

朝食後、9時に旅館を出発。
昨日のルートではなく乗鞍スーパー林道経由でR158に出るが、途中北側の斜面には雪が大分残っていました。

R158から松本インターに向かうが、朝から渋滞で上高地方面はかなりの渋滞で、反対方向で良かった良かった。

松本から中央高速に乗り、岡谷に向かう、途中横浜市から参加の方がこのままお帰りとの事で、岡谷で別れ、R142新和田トンネル経由佐久に向かう。
R142は交通量も少なく、適当な高速コーナーが有り、前日試せなかった全域での走行フィーリングのテストを行って見る。
今回同行したドゥカティムルチストラーダの方が前を走ってたのですが、登坂での加速に付いていける。昨年まで私も同一のバイクを乗っていたので、その特性は分かっているのですが、その加速と変わらないとは、このR80改のスムーズなエンジンフィーリング、加速感と言い、長くBMWRシリーズに乗って、整備してる者として、まだまだ隠れてた性能が発揮出来たフルクランクバランスの効果に嬉しく成ってしまいました。
そして、R254を経て、佐久へ。
180km走行、給油、8Lで燃費が1L当たり22Kmと変わらない数値。そこで昼食後、午後1過ぎに今回のツーリングは佐久にて解散。皆さんご苦労様でした。

佐久インナーより自宅へ。まだ慣らし中ですが、帰りの高速ではエンジンも大分硬さが取れ、5000回転の維持が大分厳しい。うっかりしていると、回転が5000回転を超え様としてしまい、逆に堪えるのがきつい。

フィーリングでは、3000回転からの加速時では振動も無く、軽く何処までも回って行きそうでセーブする人間の気持が大変でした。

3時過ぎ無事帰宅、高速の走行数170Km、給油数9g 一g当たり18.5kmで5000回転維持の高速走行は一般道に比べて良くなく、改善の余地が有るようです。

また、エンジン回転が低回転を使用できるが、スロットルの明け初めが重いのでこれらも改善の余地が有るようです。

1泊二日で590kmの走行では平均一k当たり20.3gまずまずの結果でした。

燃費、フィーリングの面といい、かなり自信を持ってお薦め出来るダイナミッククランクバランス取り。
もうしばらく、慣らし走行を行い、試乗車としてお乗りいただけるように成ると思いますので、もしご興味有りましたらお乗り頂ければと思います。