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エンジンメンテナンス

作業概要
クランクシャフトバランサー

作業の紹介

Kawasaki ZRX1100
YAMAHA SRX600
BMW K1
HONDA XR250(ME06)
KTM DUKE620
YAMAHA SR500
HONDA XR400

<エンジン雑記>

エンジンの振動とバランス取り。

<作業工程>

・鏡面コンロット仕上げ
・サンドブラスト加工


BMW K1


以前に行なった作業こちらのバイクをまたエンジン作業しました。
クランクバランス取りを行う事で、すごく振動低減し、レスポンスの向上、そして高回転時の伸びが出て楽しい車両に仕上がったのですが、その際にバルブ周りにも手を入れる予定でしたが予算の都合により、後に回してたんで今回作業する事になりました。

では、バルブ周りのどこに手を入れるかというとバルブガイドです。
これは磨耗してるから手を入れるというよりは、どうもメーカーの出荷段階から発生してる物と言え、BMWだからそうなのか?と言う訳ではなく、大量生産してる物ではどんな物でも多少のガタなどが生まれてしまい、それは仕方ない事なんですが、あまり良い事でもないので、きっちり作動する様に手を加えます。

作業内容としては、バルブガイドの入れ替え、バルブシートカットを行い、よりバルブの密閉度が上がる加工を施し、またシリンダーヘットポートの段付きを取り除き、吸入混合気を阻害しないように削りとります。

では、早速バラし、ガタを再度確認してみましたがやはり大きなガタが発生しています。


また、新車時から10年と経過しているので、バルブスプリング、あとシーリングしているゴム類もあわせて交換していきます。スプリングはヘタリを見せいました。


それでバルブガイドを入れ替えます。これは専門業者にて行ってもらい、その際メーカー純正ガイドは使わず、取り付いてるバルブに合わせた一品製作してもらい、よりガタのない状態にします。

そして出来上がったヘットに合わせてバルブクリアランスをしっかり測り、タイミングよくきっちり働くようにします。

これら作業はBMW R100などでは、頻度を多く作業してるのですが、四気筒4バルブエンジンではバルブ数「16」と数が多いので、ガタの修正に掛かる費用が多大になってしまいますが、その効果は大きく、特に低中速域でのフィーリングが向上して楽しいエンジンになり、思ったとおりの仕上がりになったと思います。