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BMW OHV R100(R80)
ダイナミックバランス作業後のシャーシダイナモテスト。
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バランス取り作業を行った車両のシャシーダイナモテストを行いましたので、そのレポートです。
作業したクランクシャフトをバランサーでの作業結果はこの様になりました。
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<<作業前>>
左面 4.56g 右面 2.24g
静バランス 2.40g 偶バランス 3.38g |
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<<作業後>>
左面 0.44g 右面 0.68g
静バランス 0.36g 偶バランス 0.54g |
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作業前のアンバランス量の数値は大きく、加工に時間を要しましたが、作業後はかなりアンバランスを抑える加工が行えました。1円玉の半分。0.5gがA4のコピー用紙と同じ重さなので、ほぼブレがないクランクシャフトに仕上がりました。
そして、このエンジンを組上げ、一度慣らし走行を1,000km走ってきて頂き、その後シャシーダイナモテストにて全開テストを行いました。
BMW R80の車両での計測結果。
もともとのクランクシャフト、フライホイールなどのアンバランス量が大きく、合わせて左右ピストン・コンロットの質量のズレも大きく、作業後は劇的な変化を見せました。また複合してキャブレターの燃調調整も合ってなかった為に、エンジンからの不快な振動が大きく発生してましたが、作業後はスムーズなエンジンフィーリングになり、測定結果も上記出力の変化が現れました。
このグラフでは、上記しましたが、エンジンの複合的なバランス取りを行った結果ですので、クランクシャフトのバランス取り作業だけの単純比較ではありませんが、当社では「つりあい試験機」とエンジン燃調調整が行える「ADPSシャシーダイナモ」の両測定器をにて作業が行える事が最大の強みだと感じた結果が表れました。
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